「みだくなす」という名前の商品は、いったいどんなものだったと思いますか?
「みたくない」というのは、ぶさいくといった意味の東北地方の方言です。
そして、「なす」というのは野菜のナスではなくて、果物のナシです。
つまり、「みっともないナシ」ということです。
この商品は農家がヨーロッパから持ってきて、必死になって
さらにおいしく品種改良したものです。
だけど、どうやっても売れなかった。農家も一人やめ、二人やめ、
最後は五家族くらいしか残らなった。
そこである人が、「これは名前を変えたらいいんじゃないんですか。」と言って、
つけた新しい名前が「ラ・フランス」。
こうして名前をつけ直して市場に出したら、今度は爆発的に売れて売れました。
ですから、見せ方を変えるという意味では、名前を変えるというのは、強烈な方法なのです。
「気絶するほど儲かる絶対法則」 石原明著 サンマーク出版から引用