審決研究:商標「野球部あるある」 出願人は著作者の父

2012年10月30日に白夜書房から2通目の刊行物等提出書が提出されています。

その中で、書籍「野球部あるある」の著作権が白夜書房にあることを下記のように主張しています。

 

「野球部あるある」は雑誌「中学野球小僧」2010年11月号の1コーナーとしてはじめてその名称が使用されました。

そのコーナーの担当編集者は菊地高弘氏ですが、同氏は白夜書房の社員の立場で業務として同コーナーを企画・制作しその一環として同コーナーの名称「野球部あるある」を考案しました。

したがって同名称の著作権は白夜書房にあります。

 

菊地高弘氏の雇用形態 経歴 

2004年4月19日アルバイトとして入社 

2006年4月16日契約社員に昇格

2012年9月15日退職 

 

商標「野球部あるある」の出願日が2012年4月13日ですから、菊地高弘氏は出願時に白夜書房の契約社員でした。そのため、父親名義で商標登録出願をしたのでしょうか。