模倣品に悩まされたルイ・ヴィトン社が考案したのが、複雑なデザイン「モノグラム・キャンバス」です。これは、登録商標「LV」のイニシャルに、ジャポニズムとアール・ヌーヴォーの影響を受けた花のモチーフを組み合わせた独創的なもので、世界で初めてのブランドネームを冠した製品の誕生です。
商標権を取得することにより、模倣品に登録商標が使用された場合には、商標法により有効な保護を受けることができます。
また、海外から持ち込まれる模倣品には、輸入差止などの水際措置を税関で採ることができ、ブランドを有効に保護できます。
(日本弁理士会「ヒット商品はこうして生まれた!」から引用)