人気商標紹介:「関さば 関あじ」

存続期間満了により消滅しています。
存続期間満了により消滅しています。

1988年に現・大分県漁業協同組合佐賀支店がサバとアジの競争力を高め、収入増によって組合員の収入を安定させるために、漁師からサバとアジの直接買い付けに参入しました。

 

漁協は、県、町と一体となって販促キャンペーンを県外で展開したところ、バブル期のグルメブームに乗り、「関さば」「関あじ」は、高級ブランドして認知されるようになりました。

 

その一方で偽物も登場しましたが、店頭で両者を区別することが困難でした。

 

そこで、上記の商標を登録し、サバとアジの尾につけるようにしました。(その後、地域団体商標を取得したため、上記商標を更新しなかったと思われます。)

 

ブランドが確立したことで、サバの浜値は10倍に、以前から高値で取引されていたアジも倍になりました。

 

(日本弁理士会「ヒット商品はこうして生まれた!」から引用)

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