人気商標紹介:「カップヌードルごはん」

即席カップライスの開発に30数年来取り組んできた日清食品株式会社は、2009年3月に「日清GoFan」を発売しました。

しかし、ヒットには至りませんでした。

このジャンルで、よりインパクトのある商品を出す打開策が「カップヌードル」ブランドを冠することでした。

 

社内には当初、ラーメンのブランドをごはんに使うことに批判的な意見が大勢でした。

 

粘り強い説得の結果、使用の承認が得られただけではなく、デザインも積極的に「カップヌードル」を打ち出したものにするほうがいいと、経営陣から後押しされたそうです。

 

2010年8月に近畿地区で先行発売したところ、予想を上回る売れ行きで生産が追いつかず、発売5日目で販売を一時休止せざるを得ませんでした。

 

生産体制を拡充し、2011年7月に全国発売して、順調に市場を広げています。

 

(日本弁理士会「ヒット商品はこうして生まれた!」)

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