商標「北陸新幹線」

 長岡市摂田屋4の老舗酒造会社吉乃川は、約30年前に登録していた「北陸新幹線」の商標を生かそうと、企画商品「新幹線カップ 飲みくらべセット」を26日から販売する。3種類の日本酒カップに北陸新幹線と上越新幹線の車両などをデザインした。同社は「商標登録していたから企画した商品。上越新幹線と合わせて新潟をアピールしたい」と意気込む。


 同社は1982年6月に日本酒やビールなどの区分で「北陸新幹線」の商標を特許庁に申請し、84年11月に登録された。


 申請は上越新幹線開業の5カ月前。当時を知る社員はすでに退職しているため詳細は不明だが、長岡駅の新幹線ホームには北陸方面への延伸を想定したとされるホームがあるため、長岡駅から北陸新幹線が発着するという地元の期待感もあり申請したとみられる。同社は「長岡駅から柏崎方面へつながる新幹線ができると見込んだのではないか」と推測する。


 特許庁の担当者は「当時は北陸新幹線が一般消費者にあまり認知されていなかったから登録されたのだろう。今なら登録は難しいのではないか」とする。


 同社にはこれまでに、大手ビールメーカーから「北陸新幹線」使用の問い合わせがあり、すでに商品化されたという。(新潟日報モア2015年1月23日)


いやぁ~、よく出願してましたね。そして、30年もよく更新しました。

すごい先見の明です。

今、出願しても、「著名商標」か「公序良俗違反」という理由でまず登録されません。

この商標の評価金額はかなり高いものと思われます。