「黒夢」の商標権がネット公売に 人気ロックバンド、東京国税局により

 野性的なロックで知られるバンド「黒夢」の商標権が東京国税局によってインターネット公売に掛けられていることが16日、関係者への取材で分かった。公売への参加申し込み期間は終わっており、23~26日に最高額を提示した人が落札する。売却決定日は10月5日。

 

 公式ホームページなどによると、黒夢はボーカルの清春さん=岐阜県出身=とベースの人時さん=同=らが平成3年に結成し、6年にメジャーデビューを果たした。国税庁がネット上で公開した「公売情報」によると、出品された商標は文字の「黒夢」(2件)と「KUROYUME」「kuroyume」の計4件で見積価格は3万8千~25万円。いずれも現在の権利者は清春さんが設立した芸能マネジメント会社になっている。

 

 公売は公官庁が差し押さえた税金滞納者の財産(動産・不動産)をオークションで換金し、未納金を回収する手続き。(産経ニュース2016.9.16)

 

 ロックバンド「黒夢」の商標権が東京国税局によってインターネット公売に掛けらました。登録商標がオークションにかけられることはないわけではありませんが、事業と一体でないと市場価値があまりないため、珍しいです。

 今回は人気ロックバンド名であったために、落札されると東京国税局が予想したものと思われます。また、著名なバンド名であるため、同業者に対する警告の意図もあるのかもしれません。