ラルフローレン等の偽ブランド品の中国輸入ルート解明か?

 北九州市のインターネット衣類販売「ワンスタイル」が中国製の偽ブランド品約3,050点を販売目的で所持したとされる事件がありました、

 

 愛知県警は2014年2月5日、商標法違反(販売目的所持)の疑いで、輸出入業「ロイヤル合同会社」(埼玉県川口市)代表で中国籍の陳明容疑者(27)を逮捕しました。県警は、陳容疑者が中国からの仕入れで中心的な役割を担っていたとみて、輸入ルートの解明を進めています。

 

 逮捕容疑は、2014年1月13日、北九州市内のワンスタイル関係先で、ラルフローレンなどの偽ブランド品77点を販売目的で所持し、商標権を侵害したとされます。陳容疑者は「私は関係がない」と容疑を否認しています。

 

 県警によりますと、陳容疑者は偽ブランド品を扱うブローカーとみられ、ワンスタイルが家宅捜索を受けた昨年8月以降も偽物を納入していました。ワンスタイルは以前は自社のルートで商品を仕入れていましたが、税関から輸入差し止め処分などを受けたため、陳容疑者と取引を始めたとみられます。

 

 また、県警は2月5日、正規品と偽って偽ブランド品を販売したなどとして、詐欺と商標法違反(販売譲渡)の疑いで、ワンスタイルの元実質的経営者鈴木秀樹(39)と元従業員4人を再逮捕しました。逮捕容疑では昨年3~5月にかけ、ネットで愛知県豊川市の男性会社員(28)ら5人からラルフローレンなどの衣類の注文を受け、正規品と偽って偽物を発送し、代金計3万960円をだまし取り、商標権を侵害したとされます。5人とも容疑を認めています。