奈良県橿原市内の無職女性(82)が「投資の損害を回復する」などと持ちかけられ、現金1千万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと、県警生活安全企画課が2014年4月21日、発表しました。
県警によると、女性は平成21年ごろ社債取引で約200万円の損害を出していました。2014年3月5日ごろ、商社社員を名乗る男から自宅への電話で「社債で損をしたと金融庁から聞いたが取り返しませんか」と持ちかけられました。
女性は「知的財産分与譲渡権発行証明書」と称する架空の権利書を購入すれば、男から「倍額で買い取る」などと勧誘されました。指示に従い3月14日から4月1日にかけ3回にわたり、計千万円を橿原市内の郵便局から東京都内の私書箱宛てにレターパックで郵送。その後、男と連絡が取れなくなり橿原署に被害を届け出ました。
県警は、過去の社債取引などで損害被害を受けた人の名簿が出回っているとみて注意を呼びかけています。
(産経ニュースから引用)
82歳で1,000万円を失うとは、痛いですね。「知的財産分与譲渡権発行証明書」という権利書は存在しません。また、レターパックでは現金を郵送することは出来ないのですが・・・