駐車場関連機器を扱っていたパーク24株式会社が無人時間貸し駐車場の事業を開始したのは、1991年。当時、24時間営業の駐車場は、画期的なシステムでした。
「タイムズ」という名称を採用し、周知を図るためにロゴを作ることになりました。出来上がったロゴは、Tの横棒の下側が車のボディラインを描き、個性的な平行四辺形として、目立つ黄色を使いました。
ロゴを使った看板を設置すると、認知度が急速に高まりました。同社は、広告宣伝を一切行っていませんが、ユーザーであるドライバーの認知度は90%を超えているそうです。
「駐車場事業は参入障壁が低いだけに、ロゴで認知していただき、信用を築いてきた効果は大きい。」と同社は語っています。
(日本弁理士会「ヒット商品はこうして生まれた!」)