2014年版の特許行政報告書が公表されましたので、商標のデータについて記載します。
「特許行政年次報告書」は、特許庁が企業や大学等における知的財産の現状を把握するために必要な情報を収集・分析したものです。
日本への商標登録出願数
日本人による出願:3.2%減少
外国人による出願: 7.3%増加
日本人による日本への商標登録出願は減少しましたが、外国人による出願が増加しています。増加の内訳は以下のとおりです。
外国人による日本への出願件数
全体:7.3%増の25,179件
中国からの出願:17.2%増
欧州からの出願:9.9%増
米国からの出願:5.4%増
韓国からの出願:12.3%減少
中国からの出願が増加した一方、韓国からの出願が減少しています。
中国企業は、「とりあえず、出願しておけ」といった感じでしょうか。
韓国企業は、輸出品が日本の主力製品と分野が重なるため、円安に転じたので輸出が減少しているのでしょうか。