ゆるキャラ、参加賞Tシャツに無断利用 福岡・小郡市

 福岡県小郡(おごおり)市などが3月に開催した「小郡ロードレース大会」の参加賞のTシャツに、大阪府内の2市のマスコットキャラクターのデザインが無断利用されていたことが分かった。


 大会は小郡市や市教委、市陸上競技協会の主催で、ハーフマラソンと10キロの部に参加した約4800人にTシャツが配られた。胸の部分に「彦星(ひこぼし)くん」「織姫ちゃん」の二つのデザインが並んで描かれ、「小郡市マスコットキャラクター」と記されていた。


 ところが実際には、大阪府枚方(ひらかた)市の「ひこぼしくん」、交野(かたの)市の「おりひめちゃん」のキャラクターで、いずれも商標登録されており、デザインを使う際に必要な申請がされていなかった。外部から指摘を受けた枚方市から11月26日に小郡市に問い合わせがあり、無断利用が発覚した。(朝日新聞デジタル遠山武2015年12月2日12時36分)


 小郡市はスポーツ用品大手ミズノ(大阪市)にTシャツ製造を発注しました。委託を受けたデザイン会社が、インターネット上で見つけた画像を2市から許可を得ずに使ったそうです。 小郡市は「業者を信頼していたため、キャラの確認を怠ってしまった」とコメントしています。

 デザイン会社は知的財産の知識がなかったのでしょうか。東京オリンピックのロゴの問題が大騒ぎになったにも関わらず、インターネットからデザインを真似たことは軽率だったのではないでしょうか。