国立劇場 開場50周年ロゴ発表 既存商標と類似性ないことを確認

 国立劇場(東京都千代田区)は4日、開場50周年を記念して制作したロゴマークを公開した。上部のデザインは劇場外観の校倉(あぜくら)造りをモチーフにしていて、50周年を示すローマ字と「国立劇場」の漢字が組み合わされている。

 

 同劇場宣伝部によると、ロゴは一般公募で集まった約100件から劇場の担当者が審査し、選んだ。2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム問題があったこともあり、決まったデザインは特許事務所の弁理士を通じて既存の商標との類似性がないことを確認したという。3日の初春歌舞伎公演開きで発表し、担当者は「お客さまにも大変好評でした」と語った。ロゴは9月から17年3月まで上演予定の50周年記念公演のチラシやグッズなどに使用される。

[ スポニチ2016年1月5日 05:30 ]

 

「2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム問題があったこともあり、決まったデザインは特許事務所の弁理士を通じて既存の商標との類似性がないことを確認したという。」とのことですが、商標権と著作権を混同していますね。

 

「2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム」も、大手特許事務所が日本国内の商標調査をし、類似の登録商標がないことを確認しています。しかし、訴えた側は特に、根拠法を上げていませんが、おそらく著作権を問題にしていたものと推察されます。

 

本件はおそらく、類似著作の調査はしていないと思われるので、エンブレム問題の水準で見ると、決して安全とは言えないと思います。